憧れの吹き抜け! リフォームするとどうなる?

2023.06.06

姫路市で内装リフォーム・リノベーションを承っております、SSホームの山根 豪人です。

建築のなかでも贅沢な空間使い、吹き抜け。
その優雅さや高級感から、憧れてやまない方も多いかと思います。
少し前は玄関を吹き抜けにするお家が多数派でしたが、現在はリビング空間を吹き抜けにして、より開放感を求めている傾向があります(話はそれますが、ホラー映画やホラーゲームは吹き抜け玄関・リビングのお家が舞台になっていること多いですね)。

吹き抜けをリフォームで新しくつくるとしたらどうなるのか、予算は脇において気になるところ。

今回は、新しく吹き抜けをつくると考えられるメリット・デメリットのほか、必要になる工事などご紹介したいと思います。

■吹き抜けのメリット

吹き抜けにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
今回はリビングを吹き抜けにした場合について、言及いたします。

・開放感のある広い空間に

吹き抜けで外せないメリットは、開放感のある広い空間が手に入ること。
これだけで高級感があり、おしゃれな雰囲気が漂います。
店舗内装などでよく言われますが、天井の高い空間にいると人は抽象的・創造的な思考が高まりやすく、会話が弾むため、長居しやすい傾向にあるようです。そのため、お客様に長く滞在してほしい高級店などは、空間演出の理由も大きいと思いますが、高い天井をよく採用しています。
お家に取り入れると、家族団らんの場として最適かもしれません。

・コミュニケーションがとりやすい

2階と1階が繋がっているので、家族が別の場所にいてもコミュニケーションがとりやすいでしょう。
お子さまが小さいうちも安心できるほか、大きくなっても完全に孤立することを防げるので、適度な距離を保ちつつ見守れるメリットがあります。
もしなにかが起きたとしても、異変に気づきやすいかもしれません。

・風通しがよく、明るい

吹き抜けの高い位置に窓があると、風通しがよく、採光も叶います。
天気のいい日は、室内にいながら日の光が部屋を照らす、過ごしやすい空間になるでしょう。
花粉や黄砂の飛ぶ日は晴れていても洗濯物を外に干しにくいですが、吹き抜けなら室内でも十分干せます。
住宅が密集している立地なら、周りの家に囲まれて暗かった室内が、明るく生まれ変わるかもしれません。

・趣味を楽しめる

吹き抜けをつくることで、趣味がより楽しめるようになる側面も。
吹き抜けには梁を残しているタイプがありますが、ハンモックを張って、インテリアに個性を出すほか、高い天井を生かして本棚を造り付ける方も。
高い天井、広い空間を生かした楽しみ方がほかにもあるかもしれません。

■吹き抜けのデメリット

もちろん、吹き抜けにはデメリットもあります。

・音が気になる

吹き抜けはとくに1階の音が2階へと響きやすくなります。
キッチンからの音やテレビの音が、2階にいる家族の迷惑になってしまうことも。
深夜に帰宅してテレビを見る、トイレに行くなどの行動が、気軽に行えなくなる可能性も考えられます。

・空調がききにくい

普通の室内なら循環しやすい空調の空気も、吹き抜けになると効率が悪くなります。
暖房だと、暖かい空気が上へ昇ってしまうので、なかなか1階部分が適温になりません。
場合によっては電気代がかさんでしまうでしょう。

・キッチンの匂いが気になる

音と似ていますが、キッチンの場所によっては吹き抜けのあるリビング全体に匂いが充満する可能性も。
普段は気にならなくても、来客時などは焦ってしまうかもしれません。

・生活空間が少なくなる

必然的に2階部分が少なくなるので、生活空間が限られます。
とくに収納スペースに困る場合が多いので、十分確保できるよう計画してから、リフォームしたほうがいいでしょう。

■吹き抜けをつくる以外に伴う工事

吹き抜けをつくる以外に、上に紹介したデメリットを補うための工事が必要になる場合もあります。
吹き抜けそのものの工事費は約150万円からと言われていますが、以下の工事を実施するなら、全体の費用は高くなるでしょう。

・防音工事

寝室やリモートワークで使う部屋、子ども部屋などの静かな空間を保ちたい場所に防音処理を施します。
防音シートを張る、ドアを取り替えるなどが主な施工内容ですが、部屋数が多いと費用が高くなるでしょう。
部屋全体ではなく、吹き抜けに面している壁に防音処理をする方法もあります。

・内窓取付け工事

吹き抜けの高い位置についている窓に断熱性がないと、冬場につらい思いをするかもしれません。
既存の窓に内窓を取付けることで断熱性が上がるため、大きい窓であればより効果を実感しやすいでしょう。

・断熱工事

吹き抜けは空調効率に劣るため、壁内や屋根裏に断熱材を追加する、もしくは遮熱・断熱塗料を外壁・屋根に塗装するなどの工事を行います。
壁内に断熱材を入れる場合は、外壁材を剥がす必要があるので、こちらは大掛かりになるかもしれません。
工事が難しい場合は、ホットカーペットやシーリングファンを導入して、空調を改善することもできるでしょう。

■鉄筋コンクリート造でも可能?

木造ならなんとかなりそうな吹き抜けですが、鉄筋コンクリート造でも可能なのでしょうか。
できる施工業者は限られるものの、不可能ではありません。

床スラブという鉄筋コンクリートが床に施工されている場合は、電動ハンマーで削って壊す必要があります。
低層マンションなどは壁式構造を取っていることが多いので、穴を空けると構造に影響する可能性があることから、専門家の意見を伺うのが一番でしょう。

なお、水道やガスの配管の位置によっては、穴を空けるのが難しいこともあるため、工事自体できない場合もあります。

■姫路市の内装リフォームはSSホームまで!

SSホームは姫路市にて内装と水回りのリフォーム・リノベーションを行っております。
吹き抜けのご相談も伺いますので、お気軽にご相談いただけますと幸いです。
建設業許可のある会社のため、大掛かりな工事もお任せください!

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■まとめ

吹き抜けはメリットも大きいものの、デメリットもあるため、合わない人にはとことん相性が悪い可能性があります。実際に住んでいる方の声を参考にしたほうがいいかもしれません。
近くにいなくても、インターネットで調べると数多くの意見が出てくるので、十分な検討をおすすめします。

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